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著名人コメント

宮台真司 <映画評論家・社会学者>

実話に基づくところがすごい。
僕たちの社会が何を失いつつあるのか、よくわかる作品。

灘ジュン <ストリッパー>

街並み、入り口、楽屋へと続く階段、たくさんのキスマークでうまった舞台そでの壁。その歴史感じる古い建物は、行き交ったたくさんの想いが重く、はじめて訪れたときには少し面食らったのを覚えています。香ってきそうなほど劇場を感じ、懐かしさでいっぱいになりました。
劇場で流れる時間は、今思えばまるで夢のよう。この映画がリアルで、リアルの劇場が夢だったんじゃないか。
時間とは、美しく限りある儚いものなんだと気がつきました。

徳永しおり <ストリッパー>

街粧をして、少しずつもう一人の自分になる…
彼女達によって語られるこの言葉が、わたしの心に残っています。

現役踊り子の一人としてわたしが思うのは、実は二つのキャラクターは別人格のように言われるけれど一つの身体の中で支えあって生きている、ということです。
だからこそ、その二つのバランスが崩れると、驚くほど儚かったり…。
舞台に見る踊り子さんはどこか捉えどころのない存在のようでいて、嬉しい、楽しい、苦しい、悲しい…という気持ちも沢山心に抱えている人間のひとり。
そういった感情的なところが、“裸を見せる”という特別な行いの中で、自然とお客さんの抱えている感情と通じ合うのかも知れません。

作品のある場面。お客さんにどうして泣いているのかと訊いた時のこと。
「人生のどん底に居た時に見て。なんて人間って美しいんだろう、そう思ったら涙が止まらなくなったんだって。」
実際、ストリップでしか感じられない特別な美しさが確かにあると思います。